サカナクションの曲を楽しむ方法
【サカナクションに学ぶ】
最近、友人の勧めで「サカナクション」を聴いております。
このアーティストは凄いです。
この凄さは何なのか。
そして、私の曲の楽しみ方を書留ます。
【曲の楽しみ方】
私は曲は聞いて楽しむものではなく、聴いて楽しむものだと思っています。
耳+心の目で聴き、盛大に想像(妄想に近い)し楽しみます。
そして、これに何かの行動をセットするのが私の醍醐味です。
<新宝島>
この曲について、皆さんはどう解釈しましたか?
私は男性の売れないミュージシャンが彼女を歌によって旅させる。と妄想しました。
この曲を聴きながら、恋人と旅行。ロマンチックではないでしょうか。
数年後この曲を改めて聴いたとき、素敵な思い出が浮かんでくると思います。
<バッハの旋律を夜に聴いたせいですこんな心>
この曲の主人公は、聴いている人皆さんの心にいると思います。
初めて独り暮らしをする人。
恋人と眠れないカップル。
出張中のOL・サラリーマン。
独りになった時、この曲を聴いてみてはどうでしょう。
タイトルにある「心」。
歌詞の中に答えはありませんが、皆さんが答えを見つけることが出来るかもしれません。
【何が魅力的なのか】
<日本語と言葉遊び>
単語と短文で構成された歌詞。これにより、夏目漱石の小説のようなシンプルで分かりやすい詩となっています。
また情景を繰り返す事で、聴いている人に風景や匂い、主人公の感情を想起させやすいです。
そして、「サカナクション」ならではの特徴として、 どの歌詞も日本語の中に英文を混ぜる事をしていない。これにより、日本語のリズム感を持たせています。
メインボーカルである山口一郎さんはとあるインタビューでこう答えています。
「遊びはあるが、意味のない言葉を歌詞にするのは怖い」。
種田山頭火や吉本隆明などの俳人や詩人を好んでいるようで、言葉を凄く大切にされている事が実感できます。
<シンプルなダサさ>
歌詞以外の面について。
メロディはロック+クラブミュージックの形式をとっています。「踊れるロック」です。
新宝島ではこの「踊れるロック」のメロディで横ステップを踏むだけというPVでした。
シンプルな、しかし独創的なダサさ。
これで心を惹かれた方も多いのではないでしょうか。
かく言う私もその一人です。